.comから.jpへ



怪美堂は2002年2月〜2004年2月まで『.com』ドメインでした。

レンタルサーバー業者や迷惑メールなどの諸事情で、新しく『.jp』ドメインで出発することにしました。

2004年2月から、怪美堂のURLは http://www.kaibido.jp/ です。



旧ドメイン(kaibido.com)に関する
注意事項


www.kaibido.com はクリックしないほうがいい!

 

 

もしも www.kaibido.com をクリックしてしまった場合

 昔の kaibido.com のリンクをクリックした場合、Netster.com に飛ばされます。
 そこはあなたのPCにアドウェアやスパイウェアをかってに植えつけようとしますのでご注意ください。


★ブラウザ・ハイジャッカーについて (外部へリンク)
  http://cowscorpion.com/word/Details/Hijacker.html
cowscorpion


 Ad−Aware や SpyBot-Search&Destroy でアドウェアやスパイウェアが検出されたら削除してください。もしそのままにしていると、密かに個人情報や動向が見知らぬ企業に送信されてしまうおそれがあります。

 

存在しないドメインなのに、なぜ?

 

検索結果Googleで怪美堂を検索してみると2番目に"www.kaibido.com"が出てきます。その他にも旧リンクのままのところが検索で出てきたりします。
 
"kaibido.com"はNYAN-WEBで申し込んだドメインでした。NYAN-WEBが代行してVeriSign(ベリサイン)で登録してくれていたわけです。
 ベリサインといえば、ショッピングするときに証明書発行ののマークを大手のサイトではよく見かけます。(怪美堂は残念ながらベリサインの証明書はありません。それでも信用してショッピングしてくださるお客様に感謝!)
 ここは ".com" や ".net" というドメインを管理しているアメリカの会社(レジストラ)です。

 ところが、いろいろとNYAN-WEBとのいきさつ(前の章を参照してください)がありまして、契約切れと共に "kaibido.com" も手放すことになったわけです。

 これで登録抹消と思っていたら、どうもそうではないらしいんです。怪美堂の手を放れた『kaibido.com』はもはや存在しないはずのドメインなのに検索すると出てくるんです。

  一度存在した "com" や "net" はゾンビとして存在する仕組みがあることをここで初めて知りました。

 

[kaibido.com] ドメイン情報

 


 これは現在公開されているkaibido.comの登録先です。
 使いたいな〜と思った場合は"POPULAR ENTERPRISES, L.L.C."に連絡を取らなければなりません。

Domain Name: KAIBIDO.COM

Registrant:
POPULAR ENTERPRISES, L.L.C. Domain Administration Department
5201 Kingston Pike
Suite 6301
Knoxville
TN
US
37919

Administrative Contact:
Administrator, Domain (NIC-7540) administrator@popularenterprises.com
POPULAR ENTERPRISES, L.L.C. Domain Administration Department
5201 Kingston Pike
Suite 6301
Knoxville
TN, US
37919
Phone: 4075409360

Billing Contact:
Administrator, Domain (NIC-7540) administrator@popularenterprises.com
POPULAR ENTERPRISES, L.L.C. Domain Administration Department
5201 Kingston Pike
Suite 6301
Knoxville
TN, US
37919
Phone: 4075409360

Technical Contact:
Administrator, Domain (NIC-7540) administrator@popularenterprises.com
POPULAR ENTERPRISES, L.L.C. Domain Administration Department
5201 Kingston Pike
Suite 6301
Knoxville
TN, US
37919
Phone: 4075409360

Domain servers in listed order:

NS1.ACZL.COM
NS2.ACZL.COM

Record created on 2004-04-22 19:15:46.0
Database last updated on 2004-07-30 21:09:41.81
Domain Expires on 2006-04-22 19:15:46.0

 


Popular Enterprises vs VeriSign 問題

 


  現在、POPULAR ENTERPRISES, L.L.C.というところが、kaibido.comドメインを持っていることになっています。これはどんな会社なのでしょうか・・・・・?
 検索してみると、こんな記事が出てきます。


[検索エンジンニュース - 2003] 2003年09月22日
米Popular Enterprises、米Verisign を提訴

米Popular Enterprises LLC が米Verisign を反トラスト法違反として提訴した。米Verisign が先週開始した Site Finder がインターネットトラフィックの独占に当たるとしている。

Popular Enterprises LLC は 検索エンジン Netster.com の親会社です。Netster.com は何をしている会社かというと検索エンジン会社なのですが、それ以外に期限切れとなった無数のドメインを次々と登録しています。ユーザーがそのドメインを入力すると Netster.com のサイトに誘導されるわけです。つまり Verisign の Site Finder とほぼ同等のサービスです。

米Verisign のサービスは、(米Popular Enterprisesから見れば)この Netster.com のビジネス妨害にもあたるわけで、怒っているのです。



 ベリサインも空きドメインを自分のところで確保しておきたかったのですね。両社とも似たようなことをしているわけです。

ICANN、ベリサインのSite Finderサービスを非難するレポートを発表
Declan McCullagh(CNET News.com)
2004/07/14 21:01

 VeriSignがSite Finderサービスを開始したのは、2003年9月のことだ。
 このサービスは、ユーザーが未登録もしくは誤ったつづりの.comや.netのドメイン名を入力すると、強制的にVeriSignの検索ページにリダイレクトされるというもの。
 このサービスの影響で一部の電子メールユーティリティに混乱が生じ、怒ったネットワーク管理者から非難の声が上がった。VeriSignは、米政府から.comと.netの2つのドメインのマスターデータベースの管理者として、それらのドメインの管理/登録について独占権が与えられている。同社は、タイプミスしたインターネットユーザーをSite Finderのサイトに誘導し、同サイト上の広告を見せることで金儲けをしようとした、と非難されている。


 とまあ、両社の管理していた「今は無きドメイン」や「間違いドメイン」はそれぞれ、

    Verisign → Site Finder
    Popular Enterprises LLC → Netster.com

 へ転送されるというわけでした。その利害関係がもつれて裁判沙汰になったようです。検索するといろんな記事がでてきます。

 

米Popular Enterprises、米Verisign を提訴
http://www.sem-research.jp/sem/search_engine_news/20030922001152.html

VeriSignのSite Finder問題、ついに訴訟へ
http://www.itmedia.co.jp/news/0309/19/ne00_sitefindersue.html

米ベリサイン、ついにSite Finder転送サービスを停止へ
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20061257,00.htm

米VeriSign、問題の「Site Finder」サービスを一時停止
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2003/10/06/668.html

「Finder」の関連ニュース
http://e-words.jp/n/Finder.html

 なんだそういうことだったのかとそれだけで終われば話も簡単だったのですが、その転送先 Netster.com の "Search the Web" にどうも問題があるようなんです。


Netster.comには注意しなければならない!

 

検索画面
   ↑クリックすると大きくなります。



 Googleなどのサーチエンジンで "kaibido.com" をひくと "Here are your heroic results!" とあり、ここをクリックすると、"Search the Web"(http://lb1.netster.com/index.asp?Site=d3d3LmthaWJpZG8uY29t)という検索サイトに飛ばされます。

  このときtoolbarをインストールしろ、というポップアップウインドウが1つ出てきます。このポップアップは普通に閉じることができます。

 ところが、最初の検索サイトを閉じた後で、妙なウインドウがタスクバーに現れるようになります。

 これはシマンテックのサイトに出ているこれの↓こと?

【Netster Smart Browse Toolbar 】

Spyware.SmartBrowse

http://www.symantec.com/region/jp/avcenter/venc/data/jp-spyware.smartbrowse.html


 シマンテックはNetster Smart Browse Toolbarのことをスパイウェアと呼んでいますね。

 影響を受けるシステムは、 Windows 2000, Windows 95, Windows 98, Windows Me, Windows NT, Windows Server 2003, Windows XP。

  リスクインパクトは低いとなっていますが、
Internet Explorer の検索先を netster.com に差し替えるということなので、無意識のうちにインストールされてしまったら、「あれ、どうしたの? なんでこんなことになるの?」とあせってしまいそうです
 
そしてこれは「HitBox」「Gator」というアドウェア・スパイウェアがくっついてくるらしいのです。


【HitBox】とは・・・・

WebSide Story(ウェブサイドストーリー)
1996年設立のサンディエゴにあるネット企業。
http://www.websidestory.com/

 同社の HitBox Tracker のデータは、ウェブサーファーがオンライン上した行動を、場合によっては2年以上遡ってプロファイルを形成できる。
 同社のソフトウェアでウェブマスター(サイト管理人)は、同社の広告ボタンと引き換えに無料でこのソフトウェアをダウンロードでき、アクセス解析をリアルタイムで見ることができる。

 顧客のサイト移動の追跡調査をすることにより、個人がどんなことに興味を持っているかを把握し、データを収集していく行為は、マーケティングとしては必要なことかもしれませんが、仕掛けを説明せずに行われていると思うとあまり気持ちのよいものではありません。
 もうひとつのスパイウェア「Gator」については以下のような記事があります。


【Gator】

Gator
http://www.nai.com/japan/security/virA2003.asp?v=Adware-Gator%20application

Computerworld トピックス
http://www.computerworld.jp/topics/security/12021-2.html
http://www.computerworld.jp/topics/security/12021-3.html

オンラインソフト学習塾 スパイウエア図鑑 Gator
http://fine.tok2.com/home/heto2/SpywareZukan/006Gator/001.htm


何も知らずに Netster.com の "Search the Web" を見ちゃったよ!
 

"kaibido.com" から "Search the Web" へ飛んだらポップアップウインドウが出たよ、という人はPCにアドウェア・スパイウェアが入り込んでいるかもしれません。そのときは駆除用のフリーソフトがありますので最新バージョンを確認の上、お試しください。

[スパイウェアの検出削除免疫]

Ad−Aware
http://www.lavasoftusa.com/japanese/software/adaware/

SpyBot-Search&Destroy
http://beam.to/spybotsd   → Downloadページから入手


[スパイウェア感染防止(感染予防)に役立つもの]
主にActiveXコントロールの侵入と実行を監視、阻止するソフト(IE用)

Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XP用

SpywareBlaster
http://www.javacoolsoftware.com/spywareblaster.html

SpywareGuard
http://www.javacoolsoftware.com/spywareguard.html


 最新のセキュリティ製品を入れておく。(ファイヤーウォール、アンチウイルスソフト、ルーターの導入など)

 ポップアップ広告を切る機能付きのブラウザで見る。またはセキュリティ製品を入れておく。

 アドウェア・スパイウェアを除去するフリーウェアを活用する。

 これらはインターネット上を歩く時の必需品となりつつあります。

 IE(インターネットエクスプローラー)でネットサーフィンするとき(特にアングラサイトを歩くとき)は、ActivX を切り、セキュリティを高にしておけば安全ですが、画像や動画を楽しむことはできません。

 安全を取るか、好奇心が勝るか? 難しい選択です。


2005年4月22日



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