近代日本において科学的言説がどのように浸透していったか、文学的言説とどのような関わりあいが持たれたかを考察する共同研究プロジェクトの一環として公開研究会を開催します。どなたでも参加可能です。文学や科学史に限定せず、複合領域的な議論の場を作ろうという試みですので、興味のありそうな方がお知り合いにおられましたら、ご案内いただければ有り難く存じます。 日時:2005年2月11日(金曜・祝日) 午後3時〜6時30分 感染文学論−文学は科学の糧たり得るか 明治以降の近現代文学は、様々な感染症を描いてきた。結核、ハンセン病、性病、そしてエイズ……。本発表では、主としてハンセン病とエイズ(及びそれをイメージさせる虚構の感染症)を描いたテクストに焦点を当て、それらの背後にある先端科学理論との関わりを探ってみたい。 進化論の成立と日本における受容 本発表では、ダーウィン以前の進化思想(たとえば『創造の自然史の痕跡』など)からダーウィンの進化論への移りゆき、さらに進化論の日本への移入について概説する。とくに、日本の生物学者がごく最近まで、「進化」を研究対象としてこなかった事情について述べる。 〔コメンテーター〕 〔プロジェクトメンバー(企画コーディネート&司会進行)〕 工学院大学新宿校舎への行き方はこちらをご覧下さい。 散会後、懇親会を予定しておりますので、そちらにもぜひご参加下さい。 お問い合わせ先 工学院大学共通課程 林真理 吉田司雄 |
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〔講師紹介〕 | |
奈良崎英穂(ならさき ひでほ)プール学院大学非常勤講師 日本近代文学 |
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〔コメンテーター紹介〕 | |
谷口 薫(たにぐち かおる)工学院大学非常勤講師 哲学・フランス近現代思想 |
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〔企画コーディネート〕 | |
一柳廣孝(いちやなぎ ひろたか)横浜国立大学助教授 日本近代文学・文化史 |
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